1906年、イギリス・バーミンガムにて製作された、スターリングシルバー（純度92.5%）の卓上ミラー。
エドワード朝時代の美意識を色濃く反映した優美な一品で、フレームにはマリーゴールドの花や唐草模様、ガーランドが繊細に彫刻されています。
トップにあしらわれたリボンモチーフが、愛や絆の象徴として、ロマンティックな空気を添えています。

この作品は、19世紀末〜20世紀初頭にバーミンガムで活躍した銀細工師 Henry Matthews（ヘンリー・マシューズ） によって手がけられたもの。
彼は写真立てや香水瓶、装飾小物などを得意とし、アール・ヌーヴォーからエドワード期にかけての繊細で装飾性に富んだ作品を多く残しています。

「HM（ヘンリー・マシューズ）」「ライオン・パサント（スターリングシルバー）」「アンカー（バーミンガム）」「f（1906年）」のホールマークが明瞭に刻まれており、素材と製造年、製作者のすべてが確かに証明されています。

鏡面は面取り（ベベルエッジ）仕様で、光を柔らかく受け止めて反射します。

背面には深い紫色のベルベット生地があしらわれており、色褪せや摩耗はあるものの、その経年変化さえもアンティークらしい風合いとして、美しい余韻を残しています。

折りたたみ式のスタンドはしっかりと自立します。

全体にはシルバー特有のくすみや変色、汚れが見られますが、これは素材の特性と長い年月を経たことによる自然な風合いであり、現代の鏡にはない、静かな美しさを感じさせてくれます。

※本品は素材の特性および製品構造上、過度な洗浄や磨き直しは行っておりません。銀のくすみやベルベットの経年変化など、長い年月を経た風合いとしてお楽しみいただけます。
そのため、現状のままでのお渡しとなりますことをご了承くださいませ。

※ギフトラッピング不可

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● 素材　　
スターリングシルバー(刻印あり)

● 年代　　
1906年

● 国名　　
イギリス

● サイズ　
横約 32.0cm x 縦約 47.5 cm

● 重量　　
約2.5kg

●状態
古いお品物のため、全体的にアンティーク特有の型崩れや擦れ、薄汚れ、くすみ、擦り傷などが見受けられます。